医師の転職市場は、コロナ禍を経て大きく構造が変化しました。DR.LINK™ が2024年10月〜2025年3月にお預かりした求人・登録データをもとに、2025年時点で需要が高い診療科と年収相場を整理します。
1. 需要が高い診療科トップ5
登録医師1人あたりの求人紹介件数を軸に、需要の高い診療科を並べると次の順になります。
- 美容外科・美容皮膚科 — 都市部で新規開業ラッシュが続き、常勤・非常勤とも売り手優位。
- 麻酔科 — 外科手術数の回復と周術期管理ニーズで、スポット単価も上昇傾向。
- 内科(総合診療・在宅) — 在宅医療クリニックの拡大により、常勤ポストが安定して増加。
- 精神科・心療内科 — メンタルヘルス受診の一般化を背景に、都市郊外での求人が伸長。
- 健診・産業医 — 週数日勤務・平日日勤のニーズが高く、ワークライフバランス志向の医師と好相性。
2. 年収相場(常勤・2025年上期実績)
DR.LINK™ が実際に成約した常勤ポジションの年収レンジは以下の通りです。あくまで参考値であり、勤務地・勤務日数・オンコール有無で幅があります。
- 美容外科(執刀あり):1,800万円〜3,500万円
- 麻酔科(都市部・オンコールあり):1,600万円〜2,400万円
- 一般内科(クリニック外来中心):1,200万円〜1,800万円
- 精神科(外来中心):1,300万円〜1,900万円
- 産業医(週4〜5日):1,000万円〜1,500万円
3. 非公開・ハイクラス求人の動向
役員・分院長クラスのポジションは、性質上ほぼすべて非公開で進みます。特に美容領域では、独占的にお預かりしている案件が全体の6割超を占め、公開求人サイトではまず見つからないポジションが増えています。
情報収集段階の医師の方も、LINE登録だけしておくことで、市場の動きを定点観測できます。転職の意思決定は、動くと決めた瞬間ではなく、情報が揃った瞬間に始まります。
4. 2025年後半に向けて
診療報酬改定の影響で、勤務医の年収カーブは総じてフラット化しつつあります。一方、経営裁量を持つ役員ポジションやスポット・非常勤の柔軟な組み合わせによる年収最大化は、引き続き有効な戦略です。ご自身のキャリアステージに合った選択を、担当者と一緒に考えていくことをおすすめします。